チベット高原万華鏡テキストDB

「チベット高原万華鏡テキストDB」では、フィールド調査の記録や文献資料に記録された牧畜や農耕といった生業にかかわるテキストを引用し、日本語以外の場合は翻訳も添え、「搾乳と乳加工」「糞」「食文化」「服飾文化」などのカテゴリータグをつけて集積しています。地図上にはプロットできない情報を含め、民族誌や旅行記、史資料の中にバラバラに存在していた生業にかかわる情報を検索可能な形で統合して見える形にすることで、新たな研究を生みだすことを目指しています。

なお、本DBは進行中のプロジェクトであり、引用や翻訳に間違いが含まれている可能性があることにご留意ください。ご利用される場合は、必ず原典を確認してご利用いただければ幸いです。問題があれば、「チベット高原万華鏡」とはに示したお問い合わせ先にご連絡いただければ幸いです。また、論文、著書などで利用される場合は、本DBを利用したことに言及いただければ幸いです。

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ラマのバターはラマの犬が喰った

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豆以外の穀物は醸して酒にする犬以外の家畜は屠って食にする

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昼間の人間、夜の犬

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いつもぶらぶらして頼りなさそうな犬でも夜間はほらしっかり警護役

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人が歳を取ったらいつも家の奥のほうへ犬が歳を取ったらご主人宅の門口のほうへ

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毒のある言葉を話して侮辱することなかれ棍棒を手に持って犬を叩くことなかれ

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人が腹の中で考えている事は他人には計り知れない犬が腹の中で考えている事は棒で叩き直すことは出来ない

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正直に話すと人は喜ばない棒を携えると犬は喜ばない

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食べられない食糧は、犬の餌にしよう着られない衣類なら、虫の餌にしよう

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犬は信仰心で寺に来たのではない餌がもらえると思っただけ

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犬に糞を食べることを止めさせることは出来ない

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故郷に居た時は馬が百頭いたものだしかし去る時には自分の足だけだった

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財産が馬ほどの大きさだったら苦難も馬ほど財産が犬ほどの大きさだったら苦難も犬ほど

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ひとりの人間のお腹の中には百頭の馬が駆け回るほどの広野が存在している

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一人でも知り合いが居れば百人が水の供与を受け得る一頭でも仲間がいれば、百頭の馬が草を喰める

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乗用馬は乗り換えていけばだんだん良いのにあたるが妻は娶り替えていけばいく程、だんだん悪くなる

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馬は買ったものだけど嫁はお迎えしているものだ

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人老いれば権力なし馬老いれば価値なし

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馬は肉がしっかり付いている時に売るべし人は名声の高い時に付き合うべし

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肉の痩せた馬は価値が低い経験の少ない若輩には人望がない