チベット高原万華鏡 生業文化の古今の記録を地図化する モザイク柄のヘッダ画像

チベット高原万華鏡テキストDB

「チベット高原万華鏡テキストDB」では、フィールド調査の記録や文献資料に記録された牧畜や農耕といった生業にかかわるテキストを引用し、日本語以外の場合は翻訳も添え、「搾乳と乳加工」「糞」「食文化」「服飾文化」などのカテゴリータグをつけて集積しています。地図上にはプロットできない情報を含め、民族誌や旅行記、史資料の中にバラバラに存在していた生業にかかわる情報を検索可能な形で統合して見える形にすることで、新たな研究を生みだすことを目指しています。

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「チベット高原万華鏡テキストDB」の使い方
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全 1844 件
1761
搾乳と乳加工
其一,出租一头犏母牛,产犊之年收畜租50斤酥油,不产犊之年收酥油25斤,犏母牛所生的小牛(藏语叫”豆搂””),可由佃户宰杀食肉。如果牛因自然灾害死亡,可免交畜租,但须把牛肉交给主人。
1762
搾乳と乳加工
全县牧区出租的牲畜中,以犏母牛为主,畜租苛重,一头编母牛每年交50斤酥油(从1956年起降为40-50斤),若是” 亚尔玛”(半奶)则交25-30斤,犏母牛所产之犊”二异子”随佃户处理。牧民为了多挤奶,多打酥油,交纳苛重的畜租,一般都把”二异子”杀死。
1763
家畜の個体管理
牛犊生下来,先把身上的黏液擦净,再喂以牛奶,几小时以后,毛渐干,能站立,即将其引至母牛身旁吃奶。牧民对牛犊的饲养十分重视,在一定时间内不挤母牛的奶,让其有充足的奶吃,还从远处割些青草添补奶的不足。必要时还以油汤、雪猪肉、山羊肉来补饲牛犊。冬季为避风雨,往往用土块或牛粪围成圏给牛犊住,有的把牛犊拴在帐篷内和人一起住,或盖上皮衣和垫子以保持温暖。一年以后,即在小牛嘴上戴一木环,不让其再吃奶,以免影响母牛产奶量。三年后可剪牛毛,如系母牛可交配产犊。驮牛要在6年以后,才可备鞍驮运。
1764
搾乳と乳加工
牲畜多、劳力少的牧户也往往出租牲畜,但并不多(多数是雇佣牧工经营),出租者多为牧主、富牧。其租额为母犏牛(当年产犊者)每头每年酥油3-4斤(藏秤),2岁的母犏牛每头每年酥油2斤左右,母牦牛(当年产犊者)每头每年酥油2斤左右。2 岁的母牦牛每头每年酥油1.5-2斤。所产的小牛,归主人牲寄死后佃户要酌悄赔偿损失。可以在本村出租,也可以在外村出租,出租的牲畜多为牛。另有一种与此相似的是寄放牲畜, 收酥油的数批同于出租牲寄,不同者为可以用寄放的驮牛去驮运,收人归己,不交主人。
1765
経済活動
佃入的牛只中,母牛约占40-5%。所产的酥油70%左右作为畜租交给主人,其余归佃户。奶渣和牛毛则归佃户。所产的幼畜,除了犏牛和黄牛杂交所生的”阿角”牛归佃户以外(据说”阿角”牛是没有生殖能力的),其余都归主人。驮脚收入,或由主、佃平分,或为佃户独得。牲裔病死或被劫、失窃,无须赔偿;但若牲畜的死亡并非出上述不可抗拒的因素,而是由于佃户的疏忽,如坠崖跌死和被野兽咬死等,就要赔偿。
1766
暦と度量衡
藏区的度量衡比较混乱,没有统一的标准,各地有各地的计量单位,虽然同样是藏秤,但折合市秤就很不一致。即使同一县区内,也不完全相同。有1藏斤折5市斤的,也有 1藏斤折4市斤的。在德格地区一般1藏斤折6-7市斤,以下材料中凡标明藏秤,未注明折合数字时,即用以上标准折算,不另注。
1767
経済活動
第二,出租牲畜,藏语叫“血苏胡”。1947年千户切本加家有牲寄:羊11000余只、牛3000多头、马1000多匹,最高出租过7000多只羊,2000多头牛,新中国成立前夕也还出租羊4000多只,牛1000多头。牧主文本出租牲寄也在1000头以上,在其剥削总收入中,畜租收入占37.96%。大牧主出租牲畜较多,小牧主出租牲畜较少,密租收入占剥削收入的比例很不一致。
1768
経済活動
2. 牛租:租额很高,每头犏母牛交酥油30斤(藏秤,折市秤45斤左右);每头牦母牛年交酥油20斤(折市秤30斤左右)。千户力加本年出租250至300头奶牛,年收酥油8000余斤。当年交不上租的,变做欠账,第二年3斤上加1斤利息。牧民化什则仅 1945年租牧主华日旦17头乳牛以来,年交酥油藏秤360至500斤,到1957年牧主收回牛时,17 头牛已发展到53头。
1769
経済活動
1.出租牲畜、土地和放高利贷。出租牲畜分寺有、喇嘛私有两种。阿曲乎寺有牛马254头;3个活佛有牲畜折绵羊956只;千巴洛塞一人有牲寄600多头,其余阿卡也都有牲畜10头至数10头不等。寺有及僧众私有牲畜除乘用之外,全部出租。实际租额一般比部落的高。犏母牛年交酥油合45市斤,牦母牛年交酥油合30市斤,寺院有专门收租的大秤叫”鲁乎甲”。贫苦牧民沙克加,租阿曲乎寺大小母牛10 头,年交酥油合375市斤,但是25斤酥油到寺院的”鲁乎甲”上,只有17斤。
1770
暦と度量衡
① 这里的“克”是旧时西藏的量制单位(见本輯《东噶宗调查材料》第二节附录),以下凡青稞、豌豆、大米、菜子等的计量均如是。因西藏以青棵下种面积为计算土地的单位,下种一克的土地亦称克。旧时西藏量制没有完全统一,克的容积不一,一般以能容 28市斤青稞者为计算标准。克含20赤(也有写作”升”、”车”、”批”者)。酥油的计量单位是克,也常写作”克”或写成藏斤。一般以每克折合7市斤计算,克含20 涅卡。因此,需注意:与现在国家标准计量单位的克(G)区分开,量制克与衡制克区分开。
1771
毛と皮革
据了解,每头奶牛每年平均可产酥油24市斤、奶渣48市斤。每只母羊毎年平均可产酥油4市斤。每头牦牛年产牛毛约4市斤。每只羊年产羊毛约2市斤(奶牛及种牛都不剪毛)。
1772
毛と皮革
2.雌のヤク:1頭の雌ヤクは15〜16年生き、4〜5歳から繁殖能力を持ちます。毎年出産するもの、隔年出産するもの、あるいは3年ごとに出産するものがいます。年間にヤクの背の毛が1.5斤、腹の毛が1斤、酥油(チーズバター)が2克斤(1斤は約500g)生産されます。雄ヤクと雌ヤクの毛の価値は等しく、背毛1斤は1波の青稞(青い麦)、腹毛1斤は2波の青稞に相当します。1枚の牝ヤクの皮は60両の価値があります。良、中、次の牝ヤクはそれぞれ15品、10品、8品の価値があり、内臓を除いた牝ヤクの肉全体は12品の価値があります。
1773
交尾・出産・去勢
去勢の時期に関して,ウマやロバは4歳である。黄牛・ヤク・ヤク-ウシ雑種に関しては,3歳でおこなうが,人に怪我をさせないようであれば5歳まで延ばすこともできる。ヒツジは4ヶ月で去勢をおこなう(原文は表形式)。
1774
経済活動
家畜のリース:遊牧民の群れにいる多くのヤクや雌ヤクには,角に特定の識別マークがつけられています。これらの動物は「シェノル」(リース家畜)と呼ばれます。所有者は通常,僧院やラマの住居の様々な管理事務所です。群れを委託された者は,毎年,同意した量のバター(シェと呼ばれる)を所有者に納めなければなりません。1歳の子牛を持つ成牛の雌ヤク1頭につき44ポンド(約20キロ)のバターが必要で,2歳の子牛を持つ雌ヤク1頭につき約22ポンド(約10キロ)のバターが必要になります。もし雌ヤクが事故で死んでしまった場合,家畜を借りていた牧夫はその肉と皮を貸主に返し,死んだ雌ヤクの子の角には,貸主の焼印を刻んでもらわなければなりません。雄ヤクの場合,契約にはこれらの条項の大部分が含まれていないようですが,事故死の場合,肉・皮・刻印された角を貸主に返さなければなりません。貸主は毎年夏に牧草地を訪れ,彼らに相応するバターを集め,新しい出生を記録します。また,彼らは動物の角にある刻印も検査します。これらの識別マークは,焼けた鉄で作られ,動物がどの僧院やラマの住居に属しているかを示すものです。
1775
家畜の個体管理
牲畜的繁殖率较高,牲畜交配巳由人工加以控制,种畜与母畜的比例为1:5,不到交配期间,严禁牲畜杂交。空怀率一般仅10-20%。对小牛的饲养很注意,冬天住房子,夏天住帐莲,冬天还要给小牛喂酒和浓酥油茶。牧民一般不愿多挤奶,小牛成活率70-80%, 照料得好还可达90%。
1776
家畜の個体管理
在正常情況下,母牛的寿命为9-12年,3岁开始产犊,产至5犊后即有死亡可能;驮牛的寿命为14-15年;犏牛为12-13年。
1777
交尾・出産・去勢
牦牛(ヤク)は通常4歳で成熟しますが,特に強壮な個体は3歳過ぎで成熟することもあります。雌牛は成熟後,病気がなく,水草の状況が良ければ死ぬまで繁殖能力を持ちます。通常は2年に1回子を産みますが,水草の状況が非常に良い場所では1年に1回産むこともあります。逆に,水草が非常に悪い場合には,3年に1回しか子を産まないこともあります。
1778
交尾・出産・去勢
牦牛(ヤク)の発育期間は7年です。1歳は『比乌』,2歳は『雅如』,3歳は『谢颇』(雄)または『谢毛』(雌),4歳は『索尼』...と呼ばれます。
1779
交尾・出産・去勢
雌の牦牛(ヤク)は5歳で子牛を産み、それ以降利用できるようになる。通常、雌の牦牛:ヤクは2年に1回子を産みます。子を産んだその年は『珠玛』と呼ばれ、翌年は『亚玛』と呼ばれます。豊作の年や特に丁寧な管理が行われた場合、雌ヤクは毎年子を産むことができ、このような雌ヤクは『江查』または『珠洛』と呼ばれます。
1780
放牧作業
雌ヤクに夜間に露水を含んだ草を多く食べさせると、乳量が増え、体重も早く増えます。成羊、子羊、1歳の子牛、2歳の子牛などに毎日早朝の草を食べさせることは、成長や発育に良い効果をもたらします。
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